みなさん、こんばんは。
リート@皆様の義○金の一部がオレのボーナスだったらなー(爆)です。
・・・シャレにならないネタですので、もう止めます(滝汗)
T支部のN社労士に後で引っ叩かれないよう気をつけねば(爆)
企業年金とは、退職した従業員が退職後の生活の支えとなるように、会社が独自で運営しているものと考えて良いかと思います。
(退職金や退職年金などですね。)
さて、某J○Lの例でもあるように、企業年金や
適格退職年金など
かなり厳しい状況にあるのはご存知でしょうか?
詳しい内容は後ほど書くとします。
実は先日、私も思いっきり関係のある、赤いマークの企業年金の改定の話を聞きまして。
(平成24年の4月から改定するそーです)
ま、私の場合は、厚生年金基金になるんですけどね。
ちなみに、退職金や退職年金はどのようにして賄われているかというと・・・
毎月、会社や従業員が退職金の元手となる「掛金」を毎月払って行きます(いわゆる積立金というものです)
これを国債やら外債やら株やらで運用して増やします。
増えた積立金を退職した時に「退職金」として支払われるのです。
たとえば、積立てた掛金が1年で100万から105万になると想定します。
これを運用利率5%といいます。
(運用利率=あくまでも予定利率であって、確定した利率ではありません!)
ところがどっこい、この失われた10年だか20年だかで経済が低迷しているのが原因で、
当初予定した運用利率が確保できなくなっているのが現在の状況と思ってもらって構いません。
例えば、本来105万の退職金を払わないといけないのですが、運用利率の低下によって、102万にしかなっていない・・・
でも規定や規約により退職金は払わないといけないわけです(この場合、3万のマイナス)
となると、積立金が退職金を支払う予定額より少なくなります(積立不足)
(ま、実は社労士的には規約や規定がキモなんですがね〜)
分かりやすい例では、よく風呂桶を使います。
企業年金という風呂桶があり、毎月そこで働いている会社や従業員が「掛金」という水をチビチビ入れます。
(この他に「運用利率」という水が別に追加されている感じでしょうか)
また、貯まった水は、退職した従業員の「退職金」という形で水が抜かれます。
今はこの風呂桶に一杯あるはずの水が少しずつ減ってきている状態と考えて良いかと思います。(運用利率の低下、長寿が原因です)
となると、風呂桶の水を枯渇させないようにするには、、、
「運用利率」という水を増やす事ができない以上、
「掛金」という水を増やすか、「退職金」という水を減らすか、どちらかしか選択肢はないわけです。
ちなみに、枯渇した=退職金が支払われないってことですね!
結論から言うと、退職金の減額と掛金の増額を受け入れろ! さもないと潰れっから〜♪(爆)
私が会社に提案する場合は簡単に言えるけど、
自分がこれを受け入れるのは結構キツイな〜とつくづく思います。
せっかくなので、ちょっと参考程度になりますが。
40年間働いて退職後に1500万の退職金を支払うときの、積立金の額はというと・・・
利率5.5%複利 約8500円
利率3.0%複利 約16000円
利率1.5%複利 約23000円
これは毎月引かれる分となります。
恐ろしや〜(汗)
本来の用語として、オマケですが、、、退職金は一時金、
退職年金は10年もしくは20年有期で月ごとに支払われるものが多いと思います。
厳密に言うと、退職年金の総額は利率の関係上、退職金よりわずかに多い金額となります。
しかし、一時金でもらう場合は退職金として税金の有利な計算方法がありますが、
年金で貰う場合は所得となり、毎年税金が発生するので注意は必要です。